人体に必要な3大栄養素に糖質・たんぱく質・脂質があります。
体内で燃焼し尽くせば糖質とたんぱく質は水と二酸化炭素へと移り変わるので、腎臓や肺に留まりづらいのですが、たんぱく質に関しては分解する事で7〜8割は窒素を含んだ老廃物となり排泄する際、腎臓に負担がかかります。
それ故、たんぱく質の摂りすぎは宜しくありません。
健康体であるための最低限のたんぱく質摂取量は体重1kg当たり0.6g/日求められ、一日換算で約30g〜40gです。
浮腫がひどいときや尿量が少なすぎるときは、塩分のみでなく水分の調整も求められます。
制限を有する際は、飲料水のみに留めず、食品中における全水分が相当します。
浮腫具合が軽かったりそれ自体が無いのなら制限が必要になるのは塩分のみです。
こうした際の水分量の制限は病気の進行状況や尿量を元に医師が決定します。
脱水状態を起こせば腎臓機能は悪くなる一方なので自身のみの判断で制限を行うのは宜しくありません。
腎臓病に罹っても食事療法を厳守すれば、体内に邪魔な老廃物や毒素がたまらなくなります。
老廃物が排出される事で尿毒症にならず、腎臓病の悪化を極力抑える事ができるのです。
優れた効き目が出た際には、腎臓病の進行が止まったと言っていい程遅らせられたりするのです。
食事療法は困難だと捉えられがちですが、実際はそこまで厳しいものではありません。
食事療法は、患者が自ら意欲的に努められる最善克つ最短の治療手段なのです。
クレアチニンは筋肉中に存在している物質から作り出される老廃物で、腎臓でろ過されたあと尿と合わせて体外へ除去される成分です。
このクレアチニンの量は、筋肉や運動量と関係しているといわれます。
ですので、高めの数値が出るのは大抵男性だったりします。
筋肉の量が低下すれば、クレアチニン量もその分落ちていきます。
この他に、女性の場合妊娠時に、尿から排出するクレアチニンの度量が多くなるため、平常時に比べてクレアチニンの値が下がっていきます。
食事を元にして得たたんぱく質は、新陳代謝によりエネルギーに変わりますか、少なからず老廃物が形成され血液中に残ります。
血液は腎臓中で分解されて、老廃物は尿として排泄されます。
たんぱく質を過剰摂取すると、老廃物が増えてしまい、腎臓にもたらす負担が増加します。
正常な腎機能であるために、無用なたんぱく質は摂らない方が良いのです。
しかし、たんぱく質は身体を構成する重要な栄養素でもあり、一定値は摂取しないといけません。
水に溶けやすい性質を持つカリウムで野菜・芋類を具材として使うのであれば、小さめに切って茹でこぼし或いは水さらしを済ませてから調理を始めましょう。
茹でる事で無くせるカリウムの値は、その種類や調理するときの形状・水量・所要時間により相違します。
ベースとしてはほうれん草などの緑黄色野菜の場合45%、いんげん等の未熟豆類で30%近く除外可能です。
細かくカットする、茹でこぼしを怠らない、きちんと搾る事で効果は高まります。
腎臓病を患った方が行う食事療法のポイントは、なるべく腎臓病を悪化させない事と、体調を良好に保つことにあります。
透析の要らない保存期のうちは、食事療法を手掛ける事で腎不全の進行ペースを抑えられ、透析を始める時期を遅くしていけます。
加えて、透析を始めても、できる限り健康体で透析をするために、食事療法は非常に重要な治療法です。
腎臓病でお困りの方に適した、たんぱく質の控えめな調整食が存在します。
こう言った食品を適切に摂り入れる事で、そのままでは難しい食事制限が行いやすくなります。
腎臓機能が下がっていくに従い、現状以上に細かに食事を管理しないとならない状況に陥ります。
この他、糖尿病がある方でしたら血糖値を上げないために、エネルギー制限も求められます。
個人の見解で判断するのではなく、専門の知識を有する栄養士や医師の指導の元メニューを決めるようにしましょう。
腎臓病では 糸球体がおかされるために血流が悪くなり、無駄な水分やナトリウムが体内に残留しやすい体質となってしまいます。
この他、尿と同時に体外へ出されるはずの老廃物に関しても、増加する事態になります。
こうした結果血液の内部に窒素が増加し、尿毒症の原因となったり、ナトリウムが増えて高血圧になったりということがおこります。
なのできちんと食事療法を手掛けて、塩分・水分・蛋白質・エネルギーに関して特定量常にキープする事が入り用なのです。
肉や魚加えて卵や豆腐は多量のたんぱく質を有しており、食べ過ぎに注意が必要な食品です。
甘いものには意外にたんぱく質が多く含まれています。
お菓子には小豆や牛乳・卵が使われているため、エネルギー補うためとは言え口にし過ぎれば、余分なたんぱく質を摂取する事となります。
例を挙げますと、ドーナツ1つ当たりには卵1個分と同程度のたんぱく質が入っています。